不安感や不快感を抱えずに女性社員がキャリア形成できる環境づくりへ パナソニックの新施策
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月24日
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パナソニックくらしアプライアンス社(東京都港区)は10月23日、健康経営推進の一環として、女性の自律的なキャリア形成と環境を支援するため、卵子凍結保管サービスと、生理用ナプキンの無償提供を開始したと発表した。
同社は、多様なメンバーが組織の中で能力を100%発揮できる環境づくりと、組織全体の能力向上を目指している。女性が不安感や不快感を抱えずに働き、キャリア形成に取り組める環境を整える。
制度導入前に社員向けセミナーを開催し、上司層の知見も深める
「卵子凍結保管サービス」は、在籍社員に加え、社員のパートナーや家族も対象とした。福利厚生として、グレイスグループ(東京都渋谷区)の「Grace Bank」を法人価格で提供。不妊治療や卵子凍結に関するセミナーなどのキャリア形成サポートプログラムや、オンライン相談が利用できる。
導入に先駆けて同社は、パナソニック社員向けに不妊治療や卵子凍結に関するセミナーを企画・開催。当事者に加え、上司層を含む男女約70人の社員が参加し、知見を深めた。
参加者からは「同僚として何ができるのか、職場の仕組みづくりを考えたい」「不妊治療は女性だけの話ではないと実感した」といった感想が寄せられたという。
不安を抱えずに安心して働ける職場づくりの一環
社員や関係者が利用する女性トイレの個室にディスペンサーを設置し、生理用ナプキンを無料で提供できるようにした。急に訪れた生理などで、女性社員が不安を抱えずに済む環境を整備し、オフィスでの女性の健康と快適性をサポートする。
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