治療と仕事の両立のため、1日6時間から選択できる短時間勤務制度を導入 スマートバリュー

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年01月17日
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クラウドソリューションを提供するスマートバリュー(大阪府大阪市)は1月16日、社員全員が「安心・健康」で働きやすい環境を整備するために、治療と仕事との両立支援制度「治療のための短時間勤務制度」を1月から運用を開始したと発表した。

治療のために短時間勤務OK 所定労働時間を6時間から選択可能

対象となるのは、反復・継続して治療が必要な疾病の治療中である社員。これにより、短時間勤務を希望する社員は、1日の所定労働時間を6時間、6.5時間、7時間、7.5時間のいずれかとすることができる。

病気治療と両立し、安心して働ける職場づくり

治療と仕事を両立する上で、「通院や療養のための時間を確保すること」は大きな課題だ。同社は、通院時間の確保や療養中・療養後の勤務負担を減らすためにも、短時間勤務制度が有効であるとし、同制度を新設した。

何らかの疾患で通院している労働者の割合は年々増加しているが、治療と仕事との両立支援制度を敷く企業は、まだまだ少ない状況だ。同社の調べでは、業務外の要因で発症した病気治療のために、所定労働時間を短縮する勤務制度を導入している企業は約20%だという(「仕事と生活の調和」の実現および特別な休暇制度の普及促進に関する意識調査、2021年4月1日時点)。

こうした背景を踏まえ、治療と仕事の両立支援制度を導入し、社員が「安心・健康」で働ける環境づくりに取り組む。

子育てや介護との両立支援、不妊治療支援なども継続的に実施

同社では2013年から、子育て支援も積極的かつ継続的に行ってきた。育児や介護による時短勤務制度や、男性社員の育児休業取得制度などの取り組みについて、2023年3月には「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣より4期連続で「くるみん」認定を受けた。

2017年からは「SMART WORK」と称したプロジェクトで長時間労働の改善や多様な働き方への対応、子育て支援の強化、介護との両立支援、不妊治療支援など、職場環境の改善に向けたさまざまな取り組みを実施してきた。

職場・従業員・医療機関が三位一体となり支援 治療と仕事の両立支援の手順

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