現場が軽くなる。総務の「仕組み化」処方箋

さらば、ベテラン依存の「ブラックボックス」! 総務のための「誰でもできる」マニュアル作成法

株式会社識学 栢本 真一郎
最終更新日:
2026年05月14日

「あの人がいないと備品の場所すらわからない」 ――。そんな「属人化」が総務部門の生産性を下げていませんか? 多岐にわたる総務業務が個人に依存するのは、業務の手順が「ルール」として言語化されていないことが原因です。今回は、組織マネジメント理論「識学」の観点から、誰が担当しても同じ成果を出せるマニュアル作成の極意を解説します。これを読めば、曖昧な判断を排除し、組織のスピードを劇的に高める「動けるマニュアル」が手に入ります。

総務が「属人化の聖域」になってしまう根本原因

総務業務は、消耗品の補充といった日常的なタスクから、慶弔対応や災害対策といったイレギュラーなものまで、極めて広範囲に及びます。この領域で最も恐ろしいのは、「ベテラン担当者の頭の中にしか手順がない」というブラックボックス化です。

識学の観点では、この原因を「曖昧なルール」と「自己評価の誤解」であると定義します。多くの現場では、業務の手順が個人の経験則や、そのときどきの「空気感」に委ねられています。「適当にやっておいて」「以前と同じように」といった曖昧な指示が飛び交うことで、担当者は自分の解釈で動くようになります。

結果として、周囲は「あの人に聞かないと正解がわからない」という状態になり、担当者自身も「自分にしかできない仕事」を抱え込むことで存在価値を証明しようとする錯覚に陥ります。これが、組織全体のスピードを奪い、生産性を低下させる属人化の正体です。

「完全結果」を定義し、迷いを断つ

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プロフィール

株式会社識学
栢本 真一郎

関東を中心に展開している高級食品スーパーに入社。首都圏の店舗で主任、店長を務め、アルバイトスタッフを中心とした20人ほどのマネジメントを経験。自身の働き方や部下の育成方法に疑問を感じ転職を考えていた際、株式投資の対象としていた株式会社識学に入社。

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