都内に木造オフィスビル「第一生命京橋キノテラス」完成 鉄骨造よりCO2排出量を約4割削減

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月24日
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清水建設(東京都中央区)と第一生命保険(東京都千代田区)は7月23日、東京・京橋に完成した日本一高い木造オフィスビルが竣工しゅんこうしたと発表した。完成した「第一生命京橋キノテラス」は、地上12階・高さ56mで、木造に鉄骨を組み合わせたハイブリッド構造を採用している。

木材使用量は国内最大級、鉄骨造オフィスよりCO2排出量を約4割削減

同物件は、清水建設の木質ハイブリッド技術「シミズ ハイウッド」を導入し、木材のみでは実現が難しいとされる大規模木造建築において、高い耐震性と耐火性、施工性を確保した。また、木材には東京都多摩産材をはじめとする国産材を採用。使用量も約1100立法メートルと、オフィスビルとしては国内最大級を誇る。

木造ハイブリッド構造や木材利用によるCO2固定化、鉄骨材をリサイクル資源を活用した電炉材とすることで、CO2排出量は一般的な同規模の鉄骨造オフィスビルと比べて、約37.5%削減できる見込みだ。

CO2削減効果
CO2削減効果

心地よい木質空間は、ウェルビーイング向上にも寄与

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