オンライン診療による高血圧支援を物流現場全体に 3社連携で健康経営モデルを確立へ

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月18日
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イーメディカルジャパン(東京都千代田区)、NBSロジソル(大分県日田市)、オムロンヘルスケア(京都府向日市)の3社は12月17日、高血圧の治療支援を行うオンライン診療サービスの導入対象を拡大すると発表した。

物流業界初の取り組みとして昨年開始した全ドライバーへの導入で、治療中断者の治療再開や未治療者の発見などの成果が確認されたことを受けたもの。ドライバー以外の社員(庫内作業員・事務職等)約100人に対象を広げ、12月より順次導入する。

ドライバーへの導入成果を踏まえ、健康経営の体制を強化

NBSロジソルでは、オムロンヘルスケアのBluetooth対応血圧計とイーメディカルジャパンのオンライン診療サービスを組み合わせた見守り体制を構築し、昨年より全ドライバーを対象に導入してきた。

同サービスの提供の成果を受け、ドライバー同様に不規則な勤務や、空調設備が整いにくい倉庫内でのリフト作業など、身体的負荷の高い環境で働く庫内作業員を中心とした社員約100人も新たに対象となる。

拡大導入の背景には、物流業界におけるドライバーの「健康状態に起因する事故対策」という重要課題がある。

倉庫内は空調管理が難しく、夏場や冬場は気温変化が起こりやすい環境であるため、血圧管理を徹底することで過酷な環境下での脳・心血管疾患の発症リスクを低減する狙いがある。

この取り組みにより、輸送と保管の両輪で物流を支える現場社員の健康を包括的にサポートする体制が整うと同社は指摘する。

社員の健康意識が向上 ドライバーへの先行導入による改善事例も

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