「孫育」休暇制度でベテラン社員も育児参加! 九州電力が12月から導入
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年12月01日
九州電力(福岡市中央区)と子会社の九州電力送配電(福岡市中央区)は11月30日、孫の誕生時や看病が必要な場合などに、祖父母の社員が取得できる「孫育」のための休暇制度を12月1日から導入すると発表した。
親が取得できる「看護休暇」、祖父母も取得できるよう拡大
具体的には、病気やケガなどをした子の面倒をみる親を対象としてきた同社の制度「看護休暇」を祖父母に拡大する。孫が生まれる際の立ち合いや孫の世話、看病など、「孫育」のための特別休暇を取得可能になる。九州電力としては、子育てを支える側の祖父母世代が、孫の育児にかかわる「孫育」を支援することで、あらゆる世代が育児参画し、支え合う風土を社内に醸成することが狙いだ。
対象は小学校3年生までの孫を持つ祖父母世代の社員で、孫が1人の場合は年に5日、2人以上の場合は年に10日の特別休暇を取得できる。時間単位での取得も可能だ。
九州電力と九州電力送配電では、子育てや介護等のライフイベントでも、仕事と家庭を両立し、充実したキャリアと人生を実現できる環境づくりを目指してきた。
2022年度には「男性の育児休職取得率100%」の目標を掲げ、性別にかかわりなく育児参画できる環境づくりを進めている。
「孫育」のための特別休暇制度も、同社が目指すダイバーシティ&インクルージョンを重視した職場風土の醸成の一環で、男性社員の育児休暇消化に対して上司に当たるベテラン社員の理解促進をはかりたい考えだ。
「イクじい・イクばあ休暇」に「イクまご休暇」 企業で進む祖父母世代の育児参加の支援制度
九州電力だけでなく、さまざまな民間企業で祖父母の育児参加を促す休暇制度が広がっている。
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