産休・育休取得者の業務フォローで手当、平日連続10日間の有給 老舗石けんメーカーの取り組み

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年04月10日
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1949年創業の無添加石けんメーカーであるシャボン玉石けん(福岡県北九州市)は4月9日、産前産後休業と育児休業の取得者をフォローする従業員への手当を1日より導入したことを明かした。また、2026年3月には3年ぶりとなる給与改定も実施予定で、従業員がモチベーションを維持しながら働き続けられる環境づくりを一層進めるとしている。

「社員同士の顔が見える企業だからこそ」の手当導入

同社の今回の手当導入は、産休・育休取得者の業務を代行する従業員の負担軽減とモチベーション維持を目的としたもので、産休・育休取得者が在籍する部署に月10万円を限度に手当を支給する。

同社は女性従業員の比率が約4割で、子育てと仕事を両立できるような環境づくりを推進することで、2014年以降、女性従業員の産休・育休後の復職率は100%が続いている。男性社員の育休取得者も増えており、今後も女性従業員・男性従業員ともに産休・育休取得者が増えることが想定されるという。

こうした背景から、子育てに従事している従業員だけではなく、その業務をフォローする従業員の負担増も想定されるため、手当の導入に至ったとしている。

育休・産休取得者の部署のメンバーに月10万円を限度に手当を支給

今回の手当は、産休・育休取得者が出た場合、部署のメンバーに月10万円(1人あたり1万円)を限度に手当を支給する。10名在籍する部署で産休・育休取得者が1人出た場合、対象になるのは9人(正社員のみ)で、1人あたりの支給額は月1万円となる。15人が在籍する部署では対象が14人で、1人あたりの支給額は月7千円となる。

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