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神奈川県に本社を構える株式会社オカムラは、オフィス家具や店舗用什器産業機械の製造・販売で知られる。今年6月、カーボンニュートラル実現に向けて「2050年CO2排出実質ゼロ」を目指すことを宣言した。目標達成への道のりを、サステナビリティ推進部のお2人に聞く。
取材・文◎武田洋子
水力発電でCO2排出を大幅削減
株式会社オカムラは、1990年代から環境対策に注力し、「GREEN WAVE」(環境配慮の波)を自ら起こすという考えの下、10年ごとに目指すべき方向性を示し、すべての事業活動で環境負荷の低減を実践してきた。活動の柱となるのは、「人が活きる環境の創造」「従業員の働きがいの追求」「地球環境への取り組み」「責任ある企業活動」の4分野だ(図表)。


(左)サステナビリティ推進室 室長
遊佐希美子さん
(右)部長
関口政宏さん
その1つ、地球環境への取り組みには3つの重点課題があり、気候変動への対応は最近特に注目されている課題である。同社は今年6月、2050年を見据えたカーボンニュートラル実現を目指すと宣言した。マイルストーンとして、2030年度のCO2排出量を、2020年度比で50%削減する。
同社では昨年、環境マネジメント室やCSR推進室など既存の部署を1つにしたサステナビリティ推進部を発足させている。これまでESGやSDGsなど、さまざまなテーマで企業活動をしてきたが、それらを統合して戦略的に企業価値の向上に取り組むためだ。部長の関口政宏さんに、カーボンニュートラル宣言の背景を聞いた。
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