東京都、職場の制度改正に最大130万円を支給する奨励金 4月26日から応募開始

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年04月22日

東京都は4月19日、従業員のエンゲージメント向上や賃上げに取り組んだ都内の中小企業に対して、最大で130万円の奨励金を支給する「魅力ある職場づくり推進奨励金」の募集を始めると発表した。

フレックスやメンター制度など15項目のうち2つ以上を実施した企業に奨励金

同事業は中小企業の労働生産性を高め、持続的な成長を促すのが目的。職場環境の改善や人材育成、結婚から子育てまでのライフステージの支援、賃金の引上げなどの制度の構築や取り組みを支援する。

2回の専門家派遣を受け、次の合計15項目の取り組みのうち2つ以上を実施した企業に対して、最大130万円の奨励金を支給する。

従業員のエンゲージメント向上に向けた取り組み(各10万円・上限40万円)

  1. フレックスタイム制
  2. 多様な勤務形態
  3. ワーケーション制度
  4. 社外副業・兼業制度
  5. 人材育成方針の策定と目標管理・キャリア面談制度
  6. 社内メンター制度
  7. リスキリング・資格取得支援制度
  8. 外部キャリアコンサルタント活用支援制度
  9. 従業員表彰制度・報奨金制度

結婚等のライフステージを支援する取り組み(各10万円・上限30万円)

  1. 多様な正社員制度(短時間正社員・職務限定など)
  2. 家庭応援特別休暇制度(セレモニー休暇・子ども長期よりそい休暇など)
  3. 産休・育業を支える従業員への支援制度(育業サポート手当てなど)
  4. 子育て支援勤務制度(慣らし保育・小1の壁を乗り越える勤務制度)
  5. 積立休暇制度

賃金引き上げの取り組み(上限60万円)

  1. 時間当たり30円以上の賃上げ

対象となる中小企業は11項目の要件を全て満たすことが必要

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