福利厚生を活用し賃上げを実現 「第3の賃上げ」の全国展開に向け、愛知県で地域企画第1弾が始動
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年02月25日

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エデンレッドジャパン(東京都港区)、フリー(東京都品川区)、ベアーズ(東京都中央区)の3社は2月20日、福利厚生を活用した新たな賃上げ手法「第3の賃上げ」の地域での普及拡大を目指す3社合同プロジェクト「#第3の賃上げ地域グロースアクション」を始動した。取り組み第1弾は愛知県内で行われる。
「第3の賃上げ」によって、給与還元よりも手取り増に
「第3の賃上げ」とは、3社が提唱する、従来の賃上げとは異なる福利厚生を活用した新しい賃上げの手法のこと。
給与が増加する「賃上げ」は、増加分だけ税金や社会保険料の負担額も増加する。一方、食事補助・社宅などの福利厚生費は、一定条件を満たすことで非課税として処理でき、制度によっては社会保険料に影響しないため、従業員は給与で還元するよりも実質的に手取りを増やせる。企業においても全額を経費扱いにでき、税負担の軽減につながるというメリットがある。

賃上げに苦戦する中小企業支援に向けた取り組み
2024年は歴史的な高水準の賃上げを記録した一方で、大企業と中小企業の賃上げ率の格差はさらに拡大するなど、中小企業はまだまだ厳しい現状に直面している。
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