1時間以内に合意形成が実現! 誰でもファシリテーションがうまくなる方法
会議参加者の意欲を上げる要素を見極めろ ファシリテーター必読! 短時間で合意確度を高める話法
モチベーションファクター株式会社 代表取締役 山口 博
最終更新日:
2024年02月27日
本連載「1時間以内に合意形成が実現! 誰でもファシリテーションがうまくなる方法」では、会議中に100%の合意形成を実現する4つの質問を紹介しています。4つの質問とは、会議参加者の異論や懸念を洗い上げる「洗い上げ質問」、異論や懸念の深刻度合いを見極める「掘り下げ質問」、示唆して合意を試みる「示唆質問」、合意内容を確認する「まとめの質問」です。会議を実施しても、途中から異論や懸念が噴出して紛糾し、いつまで経っても合意できずに、延々と会議が続き、合意に至らないことが起きてしまいます。これまでに紹介した4つの質問でファシリテーションをすれば、時間切れを回避でき、1時間あれば、合意形成できるようになります。今回は、さらに合意の確度を高める方法を紹介します。
ポイントは具体的な方針を示して合意形成をすること
4つの質問を使っても合意の確度が高まらない場合は、合意したい方針が曖昧なことがよくあります。以下のようなケースです。
まず、複数の方針について一度に合意しようとするケースです。複数の方針について異論や懸念を洗い上げて、掘り下げ、示唆して合意を試み、まとめの質問をすると、4つの質問それぞれに複数の方針に対する発言が入り乱れてしまいます。
A案がよいか、B案がよいかという選択させる方針を打ち出してしまうケースもよくあります。この場合、A案についての合意、B案についての合意、A案とB案の優先順位について意見が混乱してしまいます。
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