1時間以内に合意形成が実現! 誰でもファシリテーションがうまくなる方法

ファシリテーションスキルに業務の知識は必要ない⁉ 間違いだらけの会議進行、6つの落とし穴

モチベーションファクター株式会社 代表取締役 山口 博
最終更新日:
2023年12月25日
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本連載では、これまでに会議で参加者の発言を引き出す10のファシリテーションテクニックと、会議中に100%の合意形成を実現する4つの質問を紹介してきました。

4つの質問とは、会議参加者の異論や懸念を洗い上げる「洗い上げ質問」、異論や懸念の深刻度合いを見極める「掘り下げ質問」、示唆して合意を試みる「示唆質問」、合意内容を確認する「まとめの質問」です。これらの質問を繰り出す際には、普段、無意識に実施している、習慣となった動作と話法が出てしまうと、合意形成の効果が出なくなってしまうどころか、逆効果になってしまうことがよくあります。このような「わな」にかかって、落とし穴にはまってしまっては、一定時間内に合意形成できなくなります。今回は、会議参加者の異論や懸念を洗い上げ、掘り下げる際に、進行役が陥りやすい6つのわなとその対処方法について紹介します。

会議進行のわな(1) 出された意見から議論する

会議で説明した方針に対して、意見が出されれば、その都度、その意見に対して議論をする会議がよくあります。実は、これが、一定時間内の合意形成を妨げてしまう落とし穴なのです。

「出された意見に対して、その都度、議論することは誠実なことではないか」「その都度議論するから会議なのではないか」「議論しないで、どのように進行すればよいのか」と思うかもしれません。しかし、出された意見は、深刻度が高いものもあれば、低いものもあります。深刻度の低いものを、その都度、議論していては、一定時間内に合意形成できなくなるのは当たり前です。

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プロフィール

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モチベーションファクター株式会社 代表取締役
山口 博

国内外金融・IT・製造企業の人材開発部長、人事部長、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て現職。モチベーションファクター®をてこにした分解スキル反復演習®型能力開発プログラムのモデル化と普及に務める。横浜国立大学非常勤講師。ダイヤモンド・オンラインに長期連載するコラムニスト。主な著書に『人を動かすモチベーションファクター実践手法』『チームを動かすファシリテーションのドリル』。慶應義塾大学卒。https://motivation-factor.com/

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