「インクルーシブな職場文化」をどう実現するか パナソニックグループ2社が示すアプローチ
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11月27日、パナソニックグループにおいて、障がい者の活躍推進に関する2つの取り組みが発表された。B2B領域を担うパナソニック コネクト(東京都中央区)は、障がい者インクルージョンを推進する国際イニシアティブ「Valuable 500」に加盟したと発表。同社は、全ての人が能力を発揮できる社会の実現を目指し、DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を経営戦略の柱に位置付けている。
一方、家電事業を展開するくらしアプライアンス社(東京都品川区)では、オリィ研究所(東京都中央区)と共同で、障がい者人材による社内インタビュー・記事執筆業務の実証実験を開始すると発表した。障がい者の新たな成長機会を創出し、社内理解の深化につなげることが目的だという。
企業の枠を超えた連携による、実践的な障がい者活躍の取り組みが始まっている。
「Valuable 500」とは何か 国際的な枠組みへの加盟が示すもの
パナソニック コネクトは、11月27日付で、障がい者インクルージョンに取り組む国際的な枠組み「Valuable 500」に加盟した。同取り組みは2019年1月、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において発足したもので、世界の主要企業500社以上が参加する。
「Valuable 500」は、「インクルーシブなビジネスはインクルーシブな社会を創る」という理念を掲げ、障がいの有無にかかわらず、全ての人が能力を最大限に発揮できるよう、ビジネスの変革を促す国際イニシアティブである。
加盟に際し、同イニシアティブを主導するケイティ・タリコウスカCEOは、「SYNC25開催を見据える中、パナソニック コネクトの参加は私たちのコミュニティに新たな視点と活力を与える」と歓迎のコメントを寄せている。
DEIを経営戦略の中核に パナソニック コネクトの具体的な取り組み
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