5月の倒産件数は10年ぶりに1000件超、26か月連続で前年同月上回る 東京商工リサーチ調査
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年06月11日

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東京商工リサーチ(東京都千代田区)は6月10日、2024年5月の全国企業倒産(負債額1000万円以上)を公表、2013年7月(1025件)以来、倒産件数が10年10か月ぶりに1000件を超えたと発表した。
2022年4月から26か月連続で前年同月を上回り、前年同月比の増加率42.9%は2023年8月(54.4%)に次ぐ高水準だった。
産業別ではサービス業が最多、関東地区は25か月連続で前年同月を上回る
5月の倒産件数は1009件(前年同月比42.9%増)で、負債総額は1367億6900万円(同50.9%減)だった。

産業別では、2023年10月以来、7か月ぶりに10産業全てで前年同月を上回った。最多は「サービス業他」の327件(同30.2%増)で、21か月連続で前年同月を上回り、初めて300件台になった。

次いで、建設業193件(同46.2%増)が17か月連続、卸売業132件(同37.5%増)が8か月連続と続き、それぞれ2015年以降の10年間で最多になった。
地区別では、2023年8月以来、9か月ぶりに9地区全てで前年同月を上回った。
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