一時保育マッチングサービス「ちょこいく」導入 Finatext、育児関連の新しい福利厚生

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年12月03日
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フィンテック企業のFinatextホールディングス(東京都千代田区)は12月2日、病児保育や一時保育のマッチングサービスを、福利厚生として導入したことを発表した。

「ちょこいく」で12月から法人向け病児保育プランがスタート

同社が導入した「ちょこいく」は、MBオペレーションズ株式会社(東京都渋谷区)が提供する一時保育マッチングサービス。利用者は、一時保育が可能な保育施設の検索から予約までLINEでできる。都の「認可外保育施設指導監督基準」を満たす園のみと提携しており、東京23区内で100園以上が利用可能。土日祝営業の園も紹介してもらえる。

企業が福利厚生制度として導入する場合は、「病児保育プラン」も提供。病児対応シッターを手配してもらえる。昨今の人的資本経営の高まりによる企業からの要望に応え、12月から「病児保育プラン」の提供を開始したという。法人契約の場合、利用者は病児保育を基本料金のみで利用できる(夜間料金は別途)。

過去にコストや社内ニーズの低さがネックで見送ったが、導入を決めた理由

同グループでは、これまでも病児保育の導入を何度か検討したが、コストや社内ニーズの低さがネックとなり、見送られていた。今夏の手足口病の大流行で対応に追われる社員が多く見られたことから、社内ニーズを再度調査。明確な要望を持つ人以外にも、緊急時の利用者がいる可能性を考慮し、導入を決めた。

同グループでは、病児保育費用も企業側が負担する。「風邪で泣き叫ぶ0歳児を自宅保育しながら、夫と協力して綱渡りのスケジュール調整を続けることに心が折れそうになっていました」「近隣で病児保育可能な施設は限られていて、園指定の書類を事前に病院から入手する必要があるなど、プロセスが複雑で諦めることもありました」という声がグループ内でも挙がっており、同制度の導入に感謝や期待の声が寄せられている。

導入担当者は以下を「ちょこいく」の特徴として挙げている。

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