トラスコ中山、交際相手の近くで働ける「ひなどり転勤制度」を導入 社員の人生設計を支援
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年11月15日

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機械工具卸売商社のトラスコ中山(東京都港区)は11月から、交際相手の近くで働きたいという社員の希望転勤を認める「ひなどり転勤制度」を新設した。将来の人生設計を考えやすくする制度を導入し、社員に安心して長く働いてもらうことにつなげるのが狙いだ。
配偶者の転勤時に利用できる「おしどり転勤制度」を応用した新制度
トラスコ中山は、「企業には社員が安心して、安定して働ける職場を提供する義務がある」という考えを重視し、環境整備に向けて、さまざまな取り組みを行っている。
2005年には、本人または家族のやむを得ない事由(結婚や介護など)により転勤ができる「希望転勤制度」と併せて、社内外問わず配偶者に転勤があった場合、配偶者の転勤エリアの拠点に異動して、勤務を続けることができる「おしどり転勤制度」を導入した。直近3年間で18人の社員が利用し、居住地が変わっても長く安心して働くことができる環境を提供している。
今回導入した「ひなどり転勤制度」は、「おしどり転勤制度」を応用したもので、社内外問わず未婚者でお付き合いをしている人の居住地の近隣で勤務を希望する場合に転勤が認められる。
早期導入にこだわり、企業としての志を社員に示す
また、同社では新制度を導入するにあたり、「いつ導入したか」を重視する。他社と同じような制度であっても、導入した時期にその企業の志が現れるとしている。
「おしどり転勤制度」「ひなどり転勤制度」以外にも、同社では、世の中の流れではなく、社員を想う気持ちがきっかけとなって誕生した独自の制度が数多くある。特徴的な制度をいくつか紹介する。
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