トイレやロッカーなど、女性が働きやすい施設整備に最大500万円を助成 東京都
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年04月14日
東京都は4月13日、女性の新規採用や職域の拡大を目的に、企業の事務所内などにある女性向け設備の拡充を支援するため、新たに女性用トイレなどを整備する企業に最大500万円(助成率3分の2)までを助成すると発表した。
仮眠室にベビールームも 助成金が支給された設備の事例
申請するには、常時雇用の従業員が2人以上300人以下の中小企業で、東京都内に本社や事業所を設置していることが条件となる。助成の対象となる主な費用は以下の通り。
- トイレ
- ロッカー
- 仮眠室
- ベビールーム(子連れで出勤した場合の授乳・オムツ替えなどのスペース)
- 洗濯機
- 洗面所
- 工事現場に設置される仮設トイレの設置費用
性別にかかわらず利用できるトイレを設置した場合も、一定の要件はあるものの助成の対象となる。
東京しごと財団のウェブサイトでは、この「女性の活躍推進助成金」を活用した以下の事例が紹介されている。
デッドスペースと化していた男性専用トイレを女性専用洋式トイレに改修(印刷業)
執務エリアには男性用トイレしかなく、女性は他のフロアに行かなければならなかった。老朽化でデッドスペースと化した古いトイレを改装し、新たに女性用トイレを作ったところ、新たに2名の女性社員の採用につながった。
女性専用設備の充実をアピールしたところ、求人問い合わせが増加(タクシー)
女性ドライバーを希望するお客様が増えているが、ドライバーの在籍が少なくニーズに応えられていなかった。そこで、新たに女性用トイレを作り、女性用ロッカーも拡大したところ、女性からの求人の問い合わせが増加、採用にもつながった。
助成決定前の発注は対象外、申請前に事前相談が必要
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
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