「みなし残業給制度」を廃止、本給に組み込むことで生産性向上と働き方改革へ ユミルリンク
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年01月05日
ユミルリンク(東京都渋谷区)は12月26日、みなし残業給を本給へ組み込む「みなし残業給制度」の廃止を決定したと発表した。2024年1月から廃止する。
みなし残業給制度の廃止で「仕事のやりがいを高める」
同社では、これまで月40時間分の残業手当を、実働時間に関係なく固定支給の形で従業員に支給する「みなし残業給制度」を運用してきた。
2024年1月からは、固定支給のみなし残業給の全額を本給に組み込むことでみなし残業給制度を廃止し、勤務時間に応じた残業手当を支給することにした。同社の管理監督者に相当する上級管理職を除くすべての従業員が、みなし残業給制度廃止の対象となる。
同社が「みなし残業給制度」を廃止した背景には、経済界、産業界で賃金政策の見直しや、多様で柔軟な働き方を進めるための働き方改革の浸透で、社会情勢や就労環境が大きく変化していることがある。
同社でも、これまで在宅勤務制度、時差出勤制度の導入や育児・介護休業制度の充実など、従業員の多様性のある働き方や就業環境の実現に向けて取り組んできた。今回、仕事のやりがいを高めるための人事制度、従業員の待遇改善の一環として、みなし残業給制度を廃止することを決めた。
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