トラスコ中山、週休3日制度を本格導入 従業員の1日の労働時間は週休2日より「1.5時間」長く
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年12月10日
機械工具卸売商社のトラスコ中山(東京都港区)は12月9日、「選択的週休3日制度」を本格導入したと発表した。
選択的週休3日制度の希望者は1日当たりの勤務時間は、週休2日よりも1.5時間長くなる。1日増えた休日で仕事とプライベートのバランスが取りやすくなるだけでなく、業務量の繁閑に応じて労働時間を調整することで、生産性向上や業務負担の最適化を目指す。
週休3日のトライアル、「ライフスタイルの充実」「仕事の効率化」で社員が実感
選択的週休3日制度の対象となるのは、事業所長や入社1年未満の社員、短時間・短日数勤務社を除いた一般社員だ。
週休2日の場合、勤務時間は「午前9時から午後5時30分まで」の7時間30分で休日は土曜日、日曜日、祝日。週休3日の場合の労働時間は、「午前9時から午後7時まで」の9時間で、休日は日曜日と祝日を含めた月曜日から土曜日までの間で2日間を選択して取得する。
同社では、2024年5月から9月までの5か月間、一部の部署などで「選択的週休3日制度」をトライアル実施したところ、「ライフスタイルの充実」「仕事の効率化」などで以下の声が挙がった。
- 平日に休みを取れることで、子供の行事参加や通院、役所の手続きなどに充てることができた。
- 平日休みの家族や友人と休みを合わせ、充実した休日を過ごすことができた。
- 自身のスキルを向上させるための学びの時間を確保することができた。
- 1日の所定労働時間が増えることで、作業時間の前倒しや後ろ倒しが可能となり、業務効率化につながった。
- 土曜日や祝日に稼働している拠点での労働力の安定確保につながった。
トラスコ中山の福利厚生、「社員を想う気持ちがきっかけ」
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