休暇・休業制度:選択的週休3日制

最終更新日:2024年10月17日

選択的週休3日制とは

1週間のうちで休日を3日設定する週休3日制の中でも、社員自身の希望に応じて1週間に休日を3日とする働き方の制度のこと。働き方の柔軟性を高め、育児や介護、学び直し、地域貢献などのワーク・ライフ・バランスを促進する施策として期待されており、ライフイベントに応じた働き方の支援や人材確保などの観点から企業に着目されている。

また、内閣府の「経済財政運営と改革の基本方針2022」では、「選択的週休3日制度については、子育て、介護等での活用、地方兼業での活用が考えられることから、好事例の収集・提供等により企業における導入を促進し、普及を図る」としている。

実施企業の状況を踏まえた3つのタイプ

選択的週休3日制をすでに実施している企業の実施状況によると、大まかに以下の3タイプに分けられる。

労働時間・給与を維持(タイプ1)

  • 1日あたりの労働時間:休日を増やす分、1日あたり労働時間を増加
  • 週あたりの労働時間:維持
  • 給与:維持

労働時間・給与を削減(タイプ2)

  • 1日あたりの労働時間:維持
  • 週あたりの労働時間:休日を増やす分、週あたり労働時間を削減
  • 給与:労働時間を減らす分、給与を削減

労働時間は削減・給与は維持(タイプ3)

  • 1日あたりの労働時間:維持
  • 週あたりの労働時間:休日を増やす分、週あたり労働時間を削減
  • 給与:維持

タイプ1では、1か月単位の変形労働時間制やコアタイムなしのフレックスタイム制の導入などが必要になる。タイプ3は、時間単価で見た場合、賃金額が上昇しているが、企業側は短い時間でより多くの成果を出すという生産性の向上が求められる。

(出典:働き方・休み方改善ポータルサイト「選択的週休3日制導入事例の紹介」)

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