2023年上期、企業のネット炎上が増加 コンプラ違反やステルス値上げなど事例まとめ
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年07月26日
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エルテス(東京都千代田区)は7月25日、2023年上期(1月~6月)のネット炎上レポートを発表した。炎上件数は2022年下期に比べ9.4%増加した。2月以降、メーカー企業の炎上が増加し続けており、2023年上期のメーカー企業が関係する炎上件数は、2022年下期の2.4倍にのぼったことが明らかになった。
2023年上期、企業が関係したネット炎上事例は?
同社では、批判が集まりやすいSNSやネットメディアを選定、常時モニタリングを行いながら、上記の条件を満たすものを毎月まとめ、炎上事例としてレポートしている。
同社の定義する「ネット炎上」とは、オフライン・オンラインでの行動や発言に対して、以下の条件を満たすもの。
- ポジティブな共感でなく、批判や非難が発生している状態
- 対象に対する批判の投稿量が、通常時と比較して有意に多く、拡散されていること
2023年上期全体の炎上傾向は、2022年下期と比較してネット炎上件数は9.4%増加した。業種ごとに分類すると、メーカーとマスメディアの炎上件数が増加している。月ごとの炎上件数では、4月が最も多く、企業が発信した情報に基づく炎上が多く見られた。メーカー企業の炎上は2月以降増加し続けており、2023年上期の炎上件数は2022年下期の2.4倍となっている。
同社が2023年上期に紹介した企業が関係するネット炎上事案には、当メディアでも報じた飲食店内での迷惑行為のほか、以下のような傾向が見られる。
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