中小企業のDXリスキリングやセキュリティ対策などを支援 東京都、24年度助成金を募集開始

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年05月13日
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東京都と東京都中小企業振興公社は、中小企業の経営支援を目的とした各種助成金の募集を開始している。

DXスキル診断を基に学習プランを無料で作成、習熟度の見える化も

東京都の「DX人材リスキリング支援事業」は、中小企業のDX推進を目的に、企業の課題把握を踏まえたリスキリング計画の策定からDX講習までを無料で支援する取り組み。

同プログラムは、ステップ1(準備期間)、ステップ2(学習期間)、ステップ3(振り返り期間)の3ステップで行い、DX知識の習得から実践力の強化、モチベーションのキープまで、企業の取り組みを一体的に支援する。

準備期間ではまず、DXコンサルタントと面談し、参加者のDXスキル診断を実施する。これらの結果を基に個別の学習計画書を作成するとともに、各企業の課題とスキルレベルに応じた60時間の最適な学習プランを提供する。

実践スキルの習得は、すべてオンラインで行われる。コースは「業務効率化」「データを活用した営業力向上」「集客・販路拡大」「経営戦略」の4つから選択する。また、学習では、実務に直結するスキルが学べる動画学習サービス「Udemy Business」を活用するほか、オンライン学習の伴走支援としてラーニングパートナーが、オンライン面談やチャットで受講サポート。企業は、安心して学習を進められる。

プログラムの総仕上げでは、DXスキル診断やアンケートにより、講習による習熟度をスキルとマインド両面で可視化するとともに、DXコンサルタントから今後の学習に向けたアドバイスを行う。

募集期間は、5月9日から6月9日まで。採用企業は250社(講座の受講は企業の経営者、現場責任者、IT担当者など各社から3人程度)。

なお、5月20日(19時から20時まで)には、オンライン(Zoom)にて、同事業の説明会が実施される。

2024年の実施プログラム
2024年の実施プログラム(※画像クリックで拡大)

企業のサイバーセキュリティ対策やBCP対策の費用も助成

公社では、そのほかにも中小事業向けに以下のような支援事業を実施している。

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