別部署の業務体験でリスキリング、導入2か月で40人が活用 部署間の連携強化にもつながる
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年07月24日

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ファーストロジック(東京都中央区)が7月21日、リスキリングなどを目的とした新たな社内異動制度「体験入部」を実施したことを発表。導入から2か月で全社員の約半数となる40人が参加したことを明らかにした。
体験先で得たノウハウを持ち帰って担当部署で生かす好循環が生まれた
「体験入部」とは、現在働いている部署とは別の部署で、1週間、業務を行う制度。体験した部署で適性があれば、正式に部署を異動するジョブ・ローテーションの異動先としても検討する。
「体験入部」の導入の目的は以下の2つ。
リスキリング
- 転職をしなくても、社内にいながら新しい知識やスキルを習得でき、普段の業務にも生かせる
- ジョブ・ローテーションの前に自分の適性などを見つめ直してもらい、今後のキャリアプランに必要な勉強に取り組むきっかけになる
部署間の連携を深める
- 社員同士のコミュニケーションを活発化させ、部署の垣根を超えたチームワークを発揮することも期待
6月に開始したところ、これまでに全社員の約半数に当たる40人が同制度を利用した。同制度を発案した人事担当者も、「現在いる部署の知見を生かして業務に取り組んだり、体験入部先で得たノウハウを持ち帰ったりなど、仕事面でもチームワークを発揮できている」と取り組みの効果を実感。社員交流も活発になった。今後も積極的に実施する予定だ。

転職せずに新しい知識やスキルを習得、部署間のコミュニケーションが活発に
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