時間制約の壁は「年収の壁」より高い? 両立希望の6割が業務委託より短時間社員を希望 民間調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年11月14日

仕事と家庭の両立を希望する人の6割がフリーランスでなく、短時間勤務の社員としての仕事を希望していることや、女性の転職について非正規雇用から正社員への転職が増加傾向にあることが、複数の調査から明らかになった。

仕事に専念できるなら正社員を希望する人は約7割、阻む「時間制約の壁」

「しゅふJOB総研」を運営するビースタイルホールディングス(東京都新宿区)は10月12日、「望ましい雇用形態」をテーマに実施した、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に対するアンケート調査(有効回答者数460人)の結果を発表。最も望ましい雇用形態のトップは「短時間非正規社員」で35.4%だった。2位は「短時間正社員」で25.9%で、短時間勤務の非正規社員+正社員を合わせると6割を超える。

ただし、「仕事に専念できるなら」という条件を加えると、半数近くが「フルタイム正社員」だと回答(43.3%)。次に「短時間正社員」が24.8%と続き、正社員を希望する人は7割近くに上っている。

最も望ましい雇用形態:いまと100%仕事に専念できる場合の比較(※画像クリックで拡大)

同調査では、いわゆる「103万円の壁」など収入制限による壁の前に、そもそも家事や育児、介護などに費やす「時間制約の壁」に阻害されていると分析。回答者からは、以下のコメントが寄せられた。

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