10年でミドル世代の転職が5倍に増加 転職をきっかけの賃金アップやCxO募集も増加傾向
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年10月01日
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リクルート(東京都千代田区)は9月30日、「ミドル世代(40~59歳)」に関する転職時の賃金動向や転職事例をまとめ、この10年間でミドル世代の転職者数が大幅に増加し、転職による賃金の増加も顕著に見られると発表した。また、エン・ジャパン(東京都新宿区)が転職コンサルタントを対象に行った調査でも、中小企業やベンチャー企業を中心にCxOポジションの求人が増加しており、特に40歳代後半の人材が多く求められていることが明らかとなった。
ミドル世代の転職が10年間で大幅増加
リクルートの転職紹介サービス「リクルートエージェント」によると、ミドル世代の転職者数は2014年度を基準とした場合、2023年度で5倍にのぼる増加を示しており、全体の転職者数(2.74倍)と比較しても顕著な伸びを示している。
さらに、転職時に賃金が1割以上増加したミドル世代の割合も大幅に伸びている。2014年度では15.6%であったが、2023年度には27.4%と、11.8ポイント増加している。全年代平均に比べると低い割合だが、同社では、人手不足が深刻でミドル世代でも転職時に賃金が増えることも多いIT系エンジニアなどが、こうした傾向に寄与していると見ている。
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