なぜ休憩しても疲れは取れないのか 明日から仕事がもっと楽になる、「正しい休み方」のヒント
パーソル総合研究所「はたらく人の休憩に関する定量調査」によると、「休憩で休めている」と感じている人は、全体のわずか5割未満にとどまりました。休憩の質は、生産性や集中力、職場全体のパフォーマンスにも影響を与えます。本連載では、効果的な休憩とは何か、個人でできる工夫や企業としてどう支援できるかを解説します。
「休憩」は取っているのになぜ疲れているのか
「昼休みはきちんと取っている」「業務の合間に一息つく時間もある」。にもかかわらず、「もう疲れている」「午後になると集中力が続かない」と感じている人は少なくありません。株式会社パーソル総合研究所が実施した「はたらく人の休憩に関する定量調査」によると、「休憩で休めている」と実感している人は、全体の5割未満にとどまります(図表1)。この結果は、休憩という時間や制度は存在していても、しっかりリカバリーするという本来の目的が十分に果たされていないことを示しています。つまり日本人の多くが、「休んでいるのに、休めていない」状態にあり、休み方を見直すために「休みとは何か」を考えるタイミングが来ているといえるでしょう。
図表1:休憩で休めていると感じているか
一般社団法人日本リカバリー協会が毎年実施している全国10万人の大規模調査でも、「疲れている人」は全体の約8割に達しています。約25年前の厚生労働省の報告と比較して2割増加していることから、疲労が社会全体に広がっていることは明らかです(図表2)。疲労は一部の人の問題ではなく、働く環境や休み方の在り方そのものと深く結び付いている社会の構造的な課題と考えられます。
図表2:日本の疲労状況2025
休憩は、本来、心身をリフレッシュさせ、集中力や判断力を回復させるための重要な時間です。しかし休憩の質が低ければ、疲労は回復せず、生産性の低下や事故、健康リスクにつながります。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
アクセスランキング
ダウンロード資料、アイテム
特別企画、サービス
-
【編集部厳選】総務1年生にオススメしたいコンテンツ20本
『月刊総務』編集部が、総務1年生やこの春久々に総務業務を担当する方にオススメのコンテンツを厳選。この機会に、総務実務の基本はもちろん、ビジネススキルや総務の考え方について学んでみませんか? -
総務のマニュアル
総務・バックオフィスの実務を実践的にサポートする「総務のマニュアル」シリーズ。ビジネストレンドを押さえた内容で、いま総務が知っておきたいポイントを具体的に解説していきます。 -
多様な働き方に対応する 社内コミュニケーション術
リモートワーク、ABWなど働き方の多様化がさらに広がっています。対面のコミュニケーションが減っている中においても、コミュニケーションを活性化するために、どうしていくべきでしょうか。 -
テレワークを実現するペーパーレス化と文書管理のポイント
ハイブリッドワークの需要が高まったものの、総務・経理などの管理部門では、請求書や契約書など書類のデジタル化に対応できず、出社を余儀なくされた方も多いのではないでしょうか。 -
総務辞典
総務辞典とは、どなたでもご利用いただける、総務業務に関する一般知識、関連法令や実務ノウハウなど総務に関する用語辞典です。 -
無料オンラインセミナーのご案内
月刊総務が開く、無料オンラインセミナーの予定はこちらからご確認ください。さまざまな企業と共催し、より専門的な知識を幅広いテーマで発信。総務の皆様の情報収集にお役立てください。 -
『月刊総務』調査
『月刊総務』では、不定期にアンケート調査を実施し、その結果を公開しています。全国の総務パーソンがどのように業務に対応しているのか、何を感じているのか、総務の現状を確認してみましょう。 -
YouTube 月刊総務チャンネル
『月刊総務』公式YouTubeチャンネルです! 「働き方」「戦略総務」などのテーマについて、数分で気軽にキャッチできる情報を発信していきます。ぜひ、チャンネル登録をお願いします! -
メンタル不調者が増える6月前にチェックしておきたい10本
ゴールデンウイークが明け、退職代行サービスの利用者が急増しているようです。新卒・若手社員の早期離職が深刻化し、五(六)月病が話題になっています。気象病と仕事のストレスが重なる6月に向け、メンタルヘルス対策を紹介します。 -
業務効率化&コスト削減 購買プラットフォーム
オフィス用品に関する困りごとを解決し、業務効率化とコスト削減を実現いたします。Kobuyは、一貫堂が提携するパートナーサプライヤに加え、お客様ご希望のサプライヤ商品・サービスを一元管理できるオフィス用品一括購買システムです。