「静かな退職」状態の従業員が増えると何が起きる? 組織への影響と知っておきたいSOSサイン
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前回は、「静かな退職」の基礎知識と、その背景にある仕事やキャリアに対する価値観の変化について紹介しました。今回は、「静かな退職」が組織に与える影響や、従業員に表れるサインについて解説します。
組織に与える影響
ここで、「静かな退職」の組織への影響を考えてみましょう。ワーク・ライフ・バランスを意識した働き方が浸透すると、上述したような多様な考え方や価値観を持つ人の安定的な就業につながり、多様な人材を受け入れられる風土を醸成できます。また、従業員がバーン・アウトせずに安定的に働き続けることで、中長期的に組織の機能を維持できます。
一方、「静かな退職」状態の従業員は最低限のタスクはこなすので、組織として事業運営する上での最低限の機能維持はできますが、現場での問題解決行動や新たな取り組みが起きずに問題が放置されてしまいます。結果的に、業務改善や職場のイノベーションは起きづらくなる可能性があります。
また、「静かな退職」状態の従業員は意欲的な態度・行動が伴わず、上位者や組織から評価を受けにくく、結果として昇進の機会を得ることが難しくなります。つまり、「静かな退職」層が多ければ多いほど、管理職や次世代のリーダーを担う人材が見つからず、組織運営が中長期的に困難になることも想定できます。
「静かな退職」のサイン
「静かな退職」はその名の通り「静か」なので、表面的にわかりやすい態度や言動で仕事に必要以上にコミットしないことを宣言したり、現状に批判を述べたりはしません。では、具体的にどんなサインが見られそうかを考えていきます。
コミットメントの低さ
サインの一つに、コミットメントの低さが挙げられます。「静かな退職」の状態として、「積極的に仕事を広げようとしない」「意欲が見られない」ようすが見られることを先述したため、当然だと思われるでしょう。
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