現場が軽くなる。総務の「仕組み化」処方箋

社員の「モチベーション頼み」は限界? 指示待ちゼロの組織をつくる「総務の役割」3つの鉄則

株式会社識学 上席コンサルタント 藤田 聖二
最終更新日:
2026年08月18日
202608a_00

「うちの社員はいわれたことしかやらない」「担当者によってやり方がバラバラで、毎回確認が必要だ」……こうした問題の根本原因は、社員の意識や会社の文化ではありません。組織に「誰もが迷わず動けるルール」が整備されていないことにあります。最終回となる今回は、識学理論の観点から、総務が「規律の管理・運用役」として機能することで、モチベーションに依存せず組織全体が自走するための手法をご紹介します。

モチベーション頼みの組織が陥る落とし穴

「もっと主体的に動いてほしい」「自分で考えて動ける人材がほしい」――。マネジメント層からよく聞くこの言葉の裏には、ある思い込みが潜んでいます。それは、「社員のモチベーションや意識さえ高ければ、組織はうまくいく」という幻想です。

しかし、現実はそうなりません。いくら意欲的な社員がいても、「誰が何をすべきか」「どこまでが自分の責任範囲か」が曖昧なままでは、各自が自分の解釈で行動することになります。担当者によってやり方がバラバラになり、引き継ぎのたびにノウハウが失われ、新しいメンバーは何を基準に動けばよいかわからない状態が続きます。

さらに深刻なのは、評価基準が曖昧であれば「がんばっても報われない」という不満が生まれることです。「どこまでやれば合格なのか」が見えなければ、社員は最低限の水準で動くようになります。モチベーションを上げる前に、まず「正しく動けるための仕組み」が必要なのです。

「自走する組織」にはガードレールが必要

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • 組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • 総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

プロフィール

s-fujita

株式会社識学 上席コンサルタント
藤田 聖二

大手グローバル食品メーカーにて31年間、国内外の営業やブランドマネジャー、広報など根幹業務に従事。営業所長として3、4階層の組織や外国人社員のマネジメントに15年携わる中で、親身な指導が必ずしも成果につながらない現実に直面した。役職定年を機に株式会社識学に出合い、良かれと思った行動が組織を誤らせた理由を理論的に特定。三十余年の実戦における成功と失敗の全てがロジックで解明された納得感が、現在の活動の揺るぎない原動力となっている。

関連記事

  • 手軽に始められる健康経営施策 「Vivoo」で食習慣を見える化、行動変容を促進 PR
  • JTBならではのホスピタリティで人事のお悩みに応える 採用から入社後まで支える伴走型BPO PR
  • 目標設定や評価制度でドライバーの「当事者意識」育む 交通事故削減の工夫を表彰するアワード開催 PR

特別企画、サービス