退職代行サービス利用者の4割が「賃金アップ」 約7割が正社員として再就職 民間調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年04月04日

20歳代・30歳代に特化した転職サイトを運営するタレントスクエア(東京都港区)は4月3日、退職代行サービスを利用した経験がある人を対象に、「退職代行サービスの利用実態」に関する調査結果を発表した。

調査対象は、退職代行サービスを利用したと回答した1110人。調査によると、サービス利用後に正社員として勤務している人の割合は73.8%にのぼり、派遣社員(8.7%)、契約社員(5.1%)と続いた。

退職代行利用後、「賃金が上がった」人は4割

退職代行サービス利用後の年収変化については、「変わらない」(51.8%)が最も多かったが、「上がった」との回答も40.3%にのぼり、「下がった」(7.9%)を大きく上回った。

また、残業時間の変化に関しては、「変わらない」(54.9%)が最も多く、「長くなった」(25.4%)、「短くなった」(19.7%)と続いた。

一方で、新しい職場への適応状況については、「すぐに馴染なじめた」「少し時間はかかったが馴染めた」を合わせて約9割に達しており、退職代行を経た転職後もスムーズに職場に適応しているようすがうかがえる。

厚生労働省が公表した「令和6年上半期雇用動向調査結果」によれば、転職後に賃金が上がった人の割合は約4割、変わらないが約3割、下がったが約3割であることから、同社は「退職代行利用者は全体平均よりも好条件で再就職できている可能性がある」と分析している。

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