マツキヨココカラ&カンパニー、統合報告書でROIC向上に影響する非財務指標を明らかに

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年09月20日
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サステナブル・ラボ(東京都千代田区)は9月19日、マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区)における非財務指標と財務指標の相関分析結果を発表した。この分析により、従業員意識調査や平均勤続年数、顧客満足度がROIC(投下資本利益率)に強い影響を与える可能性が確認されたほか、取締役会における女性の人数も財務パフォーマンスに寄与することが明らかになった。

財務指標に影響を与える非財務指標を、計量的に分析

マツキヨココカラ&カンパニーでは、同社の非財務指標に関する取り組みが財務指標にどのような影響を与え、企業価値に転換されていくのかを把握するため、同社が掲げるマテリアリティと、それにひもづく非財務KPIの妥当性や財務指標との相関分析を実施。具体的には、非財務指標と財務指標の相関性と、非財務データの改善シミュレーションによる財務への影響を確認している。

分析の結果、「従業員意識調査」「平均勤続年数」「顧客満足度」といった非財務指標が、ROICに強い影響を与えることが確認された。特にこれらの非財務指標が、売上高営業利益率やROICの向上に寄与する可能性が示唆されている。

非財務KPIが

この分析では、マツキヨココカラ&カンパニーが掲げる「人間性尊重の職場(H:人間・人権)」「ガバナンスの充実・強化(G:ガバナンス)」「美と健康への貢献(S:社会・経済)」「地球環境の保全(E: 地球・環境)」といった非財務KPIが、ROICにどのような影響を与えるかを検討した。その結果、「従業員意識調査」と「平均勤続年数」が、売上高営業利益率に対して強い関連性を持つことが明らかとなった。

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