新卒入社1年目がテレワーク下で不足だと感じたのは「同期との交流」 実態差を入社年次で比較調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2021年09月06日

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リクルートマネジメントソリューションズ(東京都品川区)が8月30日、「新卒入社1年目オンボーディング実態調査」の結果を公表した。
オンボーディングとは、既存の組織に新しく参加する人が、組織の人や文化・仕事の仕方などを学び、力を発揮するのを支援するプロセスのこと。同社ではオンボーディングにおける職場での支援や、現在の適応の実態を多角的に探るために調査を実施。2020年4月入社者(以下、20入社)の特徴を、コロナ禍の前年でテレワーク経験が少ない2019年入社者(以下、19入社)の回答と比較し、共通点・相違点を考察した。
同調査の結果、入社直後の研修期間にその多くがテレワークを経験した20入社は、上司や育成担当者、先輩からの面談や支援については半数以上が「役に立った」と答えた一方、人事担当者からの支援不足や、同期や職場メンバーとの業務外交流などの社内コミュニケーションについては、不足していたと感じた割合が多かったことがわかった。
20入社の約8割が1年目の研修期間にテレワークを経験、前年度入社は約2割
同調査は、2020年4月から2021年3月の間にテレワークを経験した20入社者(196人)と19入社者(197人)の計393人を対象に、2021年6月16日から18日の間にインターネットで行われた。
テレワークの実施状況についての調査項目では、「1年目研修期間」中でも、20入社の約8割がテレワークを経験、「ほぼ毎日」と答えた人も約4割いる。
一方、19入社の1年目(2019年時点)は、「1年目研修期間」は8割近くが、配属後でも約6割がテレワークをまったく経験していなかったことが明らかになった。
入社1年目と現在のテレワークの状況

「人事担当者からの支援」に対し約3割が不足だと感じている
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