物流「2024年問題」が社員の引っ越しに与える影響とその対策
株式会社プロレド・パートナーズ 梶浦 悠
最終更新日:
2022年10月17日

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社員の人事異動に伴い発生する引っ越しコストを積極的に見直している企業は、あまり多くはないのではないでしょうか。引っ越しコストの見直しが積極的に行われない理由は、ほかのコストと比較して金額が大きくないことです。さらに、コストより引っ越しのスケジュール確保や作業品質を優先する傾向にあり、引っ越しコストの見直しや交渉の優先度が高くないことも理由として挙げられます。 しかし、物流業界で課題となっている「2024年問題」※が目前に迫る中、「引っ越し日程が人事異動のスケジュールに間に合わない」「引っ越し費用が2倍以上になる」という最悪のケースも予想されます。本稿でご紹介する引っ越しのポイントを参考に、早いタイミングでコストの見直しに着手することをお勧めします。
※2024年4月1日に施行される働き方改革関連法に伴い、物流や運送業界で懸念されるさまざまな問題のこと
市況(引っ越し難民~2024年問題)
まず、なぜ上述のような最悪のケースが予想されているのか、引っ越しを取り巻く市況について簡単にご説明します。いずれも年数のみ記載していますが、主に3月から4月の引っ越し業界の繁忙期について記載しています。
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