Wantedly、「カルチャーマップ」機能を公開 企業の「らしさ」を可視化し採用に生かす

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月30日
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ウォンテッドリー(東京都港区)は9月26日、企業の組織文化を可視化する新機能「カルチャーマップ」の提供を開始した。Wantedlyを利用する全ての企業が、契約プランにかかわらず無料で利用可能となっている。

企業文化は、言語化が難しく、求職者に伝えることが容易ではない。同社はこの機能により、組織の「らしさ」を可視化し、候補者とのカルチャー理解や対話を促進。カルチャーフィット(文化的適合)を重視した採用活動を支援する。

組織文化を2軸で可視化、Wantedlyの「カルチャーマップ」

カルチャーマップは、同社が提供する性格診断ツールの結果を基に作成される。社内メンバーの診断結果を、「周囲との交流(内向的 or 外交的)」と「意思決定の根拠(感覚的 or データ志向)」という2軸に分類し、散布図として可視化。各メンバーの位置をドットで表し、組織全体の傾向を平均値として表示する。

このマップによって、企業が大切にしている価値観や働き方の傾向が視覚的に伝わるため、採用候補者とのミスマッチを防ぎやすくなる。

作成から公開まで、4ステップで完了

カルチャーマップは以下の4ステップで作成・公開が完了する。

  1. 性格診断を受ける:社内メンバーが性格診断を受け、結果を「一般公開」に設定。受診者数が多いほど、カルチャーマップの精度が高まる
  2. マップを作成する:診断が完了したら、Wantedlyの企業ページから「カルチャーマップを生成」ボタンをクリックするだけで、自動生成される
  3. 内容を確認する:生成されたマップを確認し、内容や注意点をチェック
  4. マップを公開する:「カルチャーマップを公開する」ボタンで企業ページ上に公開。公開・非公開の切り替えはいつでも可能
「カルチャーマップ」の作成手順
「カルチャーマップ」の作成手順(※画像クリックで拡大)

性格診断は134問・12分で企業カルチャーのベースを把握

カルチャーマップの基礎となる性格診断は、134の設問に答える形式で、所要時間は約12分。診断は以下の要素から構成されている。

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