労働トラブルを避けるために

労働トラブルを避けるために 第1回:最近多いパワハラ事例

弁護士法人ポート 川越中央法律事務所  間川 清
最終更新日:
2012年10月25日

パワーハラスメント、略してパワハラが、最近企業における労働トラブルとして頻発しています。

労働トラブルは、過去セクシャルハラスメントがそうであったように、言葉が流行りだすと、それに比例してトラブル案件も増えるという傾向にあり、今まさに労働トラブルの現場では数が増えている案件です。

パワーハラスメントは、法律上はっきりと定義されているわけではありませんが、2012年1月に厚生労働省のワーキンググループが定めたところによると、 「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」 であるとされています。

パワハラには様々な内容がありますが、私が実際に扱っている案件では、大きく2つの種類に分けることができます。

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著者プロフィール

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弁護士法人ポート 川越中央法律事務所
間川 清

経歴
【1978年】
埼玉県所沢市出身
【2003年】
司法試験合格
【2005年】
高井伸夫法律事務所入所
会社側の立場で労働事件を専門に扱う。解雇事件、残業代請求事件、労働審判事件、団体交渉案件、セクハラ、パワハラ事件など300件以上の労働トラブルの解決、訴訟案件を担当。
また、1部上場企業の顧問弁護士として、企業内で日常的に起こる労働トラブルのアドバイスを行う。
【2007年】
上野ポート法律事務所入所
【2008年】
川越中央法律事務所 開業
経営者として法律事務所を運営しながら、専門分野である労働トラブルの相談を扱う。

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