トータル・コンペンセーションを考える
トータル・コンペンセーションを考える(その2)社会保険情報をモラルアップに使う
Office AH (オフィス エイ・エイチ) 代表 戸田 博之
最終更新日:
2012年12月18日
1ヶ月のアクセスランキング
前回は、社会保険と金融商品との関連についてご紹介しました。
今回から次回にかけ、少し角度を変えて人事総務担当の立場から、従業員に対して税金や社会保険といった公的制度ならびに給与や社会保険を含む、会社のコストを開示するメリットについて触れたいと思います。
税金、社会保険等公的制度のしくみを開示するメリット
従業員の一般的な不満に、「給料から多くのものが天引きされている」というものがあります。もちろん、その中味は所得税、住民税等税金と社会保険料です。しかし、それがなぜいくら天引きされているか、ほとんどの従業員は知りません。
しかし、これを開示することで、従業員のモラルアップになるという考え方は、「トータル・コンペンセーション」と呼ばれて、米国等の企業では活用するところも多いと聞きます。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。