次世代育成が目的の仕事体験プログラム 毎年20人以上の新卒採用を継続する地方ゼネコンの挑戦
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月25日

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橋本組(静岡県焼津市)は9月24日、全4回の夏季仕事体験プログラムを開催し、22人の大学生・専門学生が参加したと明かした。住宅プランの作成や、モデルハウスおよび施工現場の見学などを実施し、学生たちに建設業の魅力を伝えた。
深刻な人材不足が続く建設業界で、毎年20人以上の新卒採用を継続
夏季の仕事体験は、「会社を知る」「住宅プランニング」「施工管理」「設計仕事体験」など多岐にわたるテーマに沿って開催。9月16日に開催された「設計&住宅事業体験」は、以下のような内容となった。
- 設計体験:CADを使った図面作成、企画から工事管理までの一連の流れを学習
- 住宅事業体験:「暮らしを豊かにするデザイン」をテーマに、光や自然素材の生かし方を学習
- 学生によるプラン発表:家族の暮らしを意識した住宅プランを作成し、社員が講評
- 先輩社員交流会:入社理由や資格取得体験談などを共有
深刻な人材不足が続く建設業界だが、同社は地方ゼネコンでありながら、毎年20人以上の新卒採用を継続している。14か月の新入社員研修による独自の人材育成や、積極的なDXによる施工・設計の効率化も同時に進める。こうした「人を育て、業界の未来を開く」姿勢の一環として、次世代育成を目的とした仕事体験プログラムを実施している。
仕事体験プログラムに参加した学生たちの声「この会社で働きたいと思えた」
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