レゴランド・ジャパンが企業内学童保育を導入 長期休暇などに無償提供、育児とキャリアの両立支援
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年04月17日

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レゴランド・ジャパン合同会社(愛知県名古屋市)は4月16日、社員の働き方改革のため、企業内学童保育を本格導入することを発表、社員に無償で提供する。学童の待機児童が増える中、育児とキャリアの両立を支援していく。
夏休みやGWなどに運営、小1から小6まで小学校全学年受け入れ
繁忙期にあたるゴールディンウィークや夏休みなど、小学校の長期休暇などに実施する。運営する「レゴランド・ジャパン・リゾート」の営業スケジュールに合わせて、時間は午前8時から午後7時まで開所する。正社員およびパート社員の小学1年生から6年生までの子供を、1日15人まで受け入れる。4月27日より本格導入する。社員の働きやすい環境づくりにつなげる狙い。
保育士や小学校教諭経験者など専門スタッフが常駐、食事スペースは親子で利用可
無償導入にあたり同社は2023年6月に、子育て中や子育て予定の社員を対象に「育児と仕事の両立支援に関するアンケート」を実施。「学校の長期休暇中の社内での預かり場所」や「子供連れでの出勤」を求める意見があったことから、テーマパークに隣接するオフィス内に開設した。
運営は外部に委託し、保育士や小学校教諭経験者など専門スタッフが常駐する。レゴブロックプールなどを設置した「遊びスペース」のほか、「自習スペース」には絵本や本を用意。親子で利用できる「お食事スペース」には社食や弁当、おやつが持ち込める。リゾートの施設を生かして、専門スタッフと一緒にレゴランド・ジャパンや水族館(シーライフ名古屋)などの探検や散策ができるカリキュラムも用意。2024年の春休みにテスト導入したところ、「子供が『明日も来たい』と楽しそうだった!」と好評だったという。

全国で待機児童が増える中、長期休み限定で企業内学童を設ける動きも
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