レゾナックの男性育休取得率が9割超に 大企業平均2倍、推進のポイントは上司にあり?
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年09月19日
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レゾナック(東京都港区)は9月15日、同社男性従業員の育児休業取得率が増加し、2022年度は大企業平均の約2倍に当たる93.5%(前年度79%)に達したと発表した。また、取得促進の取り組みについても明らかにした。
上司が直接、申請書などを渡して制度を説明する「パパキャン」実施
同グループでは16年にわたって男性育児休業の取得を推進している。2008年より、育児休業取得対象者に対して、上司から本人に直接、制度の内容を記載した説明書類と、育児休業取得のための申請書などの関係書類を渡して説明するキャンペーン「パパキャン」を実施。上司経由で連絡することで、上司や職場の理解促進に加え、育児休業を取得する対象者本人の動機付けにもつながるという。
2020年 | 2021年 | 2022年 | |
---|---|---|---|
レゾナック (単体)(※1) | 86.5% | 79.0% | 93.5% |
大企業(従業員 1000人以上)平均(※2) | ― | ― | 46.2% |
民間企業平均(※3) | 12.7% | 14.0% | 17.1% |
※1 2020年、2021年の取得率は旧昭和電工株式会社のデータ
※2 出典:厚生労働省「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査」(速報値)
※3 出典:令和4年度雇用均等基本調査 1.健康経営の評価指標の設計
取得者の経験談を聞く場を設け、外部講師を招いたセミナーを開催
2022年より、男性従業員の育児休業取得率向上を目指して、以下の施策を開始した。
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