損保ジャパン、猛暑下の車両調査業務で熱中症対策を強化 健康経営推進で冷却ベストを業界初導入

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月30日
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猛暑が年々厳しさを増す中、企業の熱中症対策が進化している。厚生労働省は6月、職場における熱中症の重篤化を防ぐため、改正労働安全衛生規則を施行し、企業に対して罰則付きで熱中症対策を義務化した。

こうした流れを受け、損害保険ジャパン(東京都新宿区)は7月29日、炎天下で事故車両調査を行う社員の安全を守るため、業界で初めて冷却デバイスを搭載した「ペルチェベスト」を導入したと発表した。従来のファン付きベストでは対応が難しかった業務上の課題に応え、健康経営の一環として労働環境改善を進める。

事故車両調査の安全確保へ 冷却デバイス搭載ベストを配備

同社は7月、立会専任社員(約350人)にペルチェベストを支給。6月施行の改正労働安全衛生規則を踏まえ、従業員の健康と安全を最優先に熱中症対策を強化した。

従来のファン付きベストでは、車両に接触して傷を付ける恐れがあるとの懸念があり、冷却効果と安全性を兼ね備えたペルチェベストの採用を決定した。体表面を直接冷却でき、送風型のベストに比べて車両間の狭いスペースでの作業に適している。

また同社では、社員の希望に応じ、保冷剤を使用し、インナーとして着用できる「アイスベスト」も選択可能とした。

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