NTTデータ、盛岡に国内初のリモート開発拠点 地域IT人材の育成を強化、全国10拠点体制へ
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月19日
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NTTデータ(東京都江東区)とNTTデータ東北(宮城県仙台市)は11月18日、国内初となるリモート開発拠点「NTT DATA 地域リモート開発ラボ™」を岩手県盛岡市に新設し、運営を開始したと発表した。開発業務におけるマネジメントも含めて一貫対応を行う拠点であり、地域IT人材の採用・育成を通じて、全国的な開発体制の強化と雇用創出を図る。今後3年間で、全国10拠点・1000人体制への拡大を目指す。
盛岡市にNTTデータ東北が初進出 地域連携で人材活用と育成を推進
新拠点はNTTデータ東北として岩手県内初の事業所であり、今後3年間で100人の雇用を目指す。地元大学との連携による人材活用、首都圏在住のUターン希望者の採用、さらには地場IT企業との連携など、多様な人材の確保と育成を見据える。
盛岡市を選んだ理由について同社は、東北地方でも比較的人口が多く、複数の大学が集積し若年層の人材育成環境が整っていること、盛岡市がIT関連企業の誘致に積極的で自治体との連携が進めやすく、地域との協働による取り組みが期待できる点などを挙げている。
ラボの運営に際して、先行して盛岡に拠点を置く大学との連携を開始。盛岡で開催される採用イベントや、首都圏で開催されるU・Iターンをターゲットとした採用イベントに積極的に出展して採用を強化しており、盛岡支店と連携するパートナー企業の雇用創出にもつなげる意向を示している。
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