オフィスのごみ問題を調査して展示 コクヨ、分別の意識改革と行動変容を促す社内企画展を開催
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月24日
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コクヨ(大阪府大阪市)は12月23日、東京品川オフィス「THE CAMPUS」で、ごみの分別をテーマにした社内企画展「SUTENAI STATION exhibition」を開催したと明かした。
同展はクリエイティブなアプローチで社員の意識変容・行動変容を促すことを目的に、12月10日から19日まで開催。同社の総務担当や、特例子会社のコクヨKハート、オフィス家具づくりにかかわる有志社員が中心となって、オフィスのごみ実態を調査し、その結果を展示した。
調査の結果、ごみ箱のデザインから意識改革へ方針転換
同企画展の開催の背景には、同社が掲げる循環指針「SUTENAI CIRCLE」がある。限りある資源を捨てずに循環させるため、さまざまな取り組みを行う同社。その一環として、オフィス内での資源循環を意識した行動ができているかを検証するため、ごみの分別に着目したという。
当初はオフィスのごみ箱をデザインすることを目的としていたが、実態調査を進めたところ、複数の課題が明らかになった。収集後のごみは清掃スタッフが分別し直す工数がかかっていることや、カッターの刃などの危険物が混入している実態が判明し、家庭ごみと事業ごみで分別ルールが異なることが社員に知られていないこともわかったという。
これらの結果を踏まえ、ごみ箱のデザインではなく、クリエイティブの力で社員の意識変容・行動変容を起こすことに目的を変更した。
「あいまいなごみ」「キケンナゴミ」など、3つの視点でごみを捉え直す
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