東邦銀行、55歳以上のベテラン行員の処遇を向上 平均で10.7%、最大で21.5%の賃上げへ

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年08月08日
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東邦銀行(福島県福島市)は8月6日、ベテラン層の処遇向上のため、55歳以上のベテラン行員の賃上げを実施すると発表した。

ベースアップ(ベア)や定期昇給などで、最大で21.5%、平均で10.7%引き上げる。対象は全行員の18%にあたる350人が対象で、10月1日から実施する。

処遇向上は60歳以上の行員も対象、「すべての行員の活躍が重要」

同行では、「人財」を成長戦略の土台となる最も重要な経営資本と位置付け、人事制度の見直しによる環境整備やベースアップによる処遇向上など、積極的な投資に取り組んできた。

引き上げ幅は、行員本人が職務に対する希望や意欲について申告を行い、申告に基づいて決まる職務内容に応じて決定することで、引き上げ幅に差を設けた。

同行の定年は60歳としているが、すでに60歳以降も行員として勤務できる仕組みを導入しており、60歳以上の行員も処遇向上の対象となる。

これまでは従業員全体のベースアップに加え、初任給の引上げなど若手行員の処遇向上に積極的に取り組んできたが、地域社会の成長と発展に貢献する会社となるためには、すべての行員の活躍が重要な要素となると判断、ベテラン行員の処遇向上を決めた。

長期経営計画では人的資本戦略に4つの柱、29年度までに35億円を投資へ

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