男性育休取得100%の江崎グリコ、職場で取りづらい育休取得をあと押しするチェックリストを公開

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年11月15日

江崎グリコ(大阪府大阪市)は11月14日、育休取得に関する意識調査の結果を発表。男性育休取得率100%の同社が作成した「育休ガイドブック」の一部を一般公開した。

育休の申請にためらうのは、取得者が増えたせい?

11月19日の「いい育児の日」に際して行った同調査では、育休対象者の4割以上で申請にためらいがあることが明らかになった(42.0%、とてもある、まあまあある、の合計)。

その理由として「社内に迷惑をかけてしまうから」と回答した人が、半数近くいる(47.6%)。「給与面だけでなく、引継ぎの負担など同僚や上司への配慮が背景にある」と同調査では指摘。取得者が増えたからこそ、「なんとなく大変そう」というイメージから、より具体的な引継ぎ業務の負担に直面していることがうかがえる、と考察する。

2番目に多かったのは「育休をポジティブにとらえてくれる社風ではないから」で20.0%、次に「会社の制度が理解しきれていないから」が17.1%で続く。

育休の申請に関してためらうことはありましたか(または、ありますか)?(SAn=250)

不公平感やハラスメントなど、部下へのフォローに不安を抱く上司が半数

上司側にも調査を実施した。部下の育休・産休のフォローに対し、不安を感じている人の割合は半数近くに達する(48.8%、とてもある、まあまあある、の合計)。

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