社内コミュニケーションの「待ち時間」、平均3.8時間 社内設備や文書の問い合わせでも発生
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年07月20日

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ナノコネクト(兵庫県神戸市)は7月19日、社内コミュニケーションに関する調査結果を発表した。日頃の社内コミュニケーションで、相談や確認などのために待ち時間(待ちロス)が発生した経験者は約7割で、1つの相談ごとを相手に話せるまでに平均3.8時間かかっていることが明らかになった。
社内コミュニケーションの悩み、最多は「気軽に相談できない」
調査によると、同僚や上司、部下などとのコミュニケーション(仕事上のやり取り・雑談など含む)で悩んでいる人の割合は36.6%。オフィスワークとリモートワークを組み合わせたハイブリッドワーカーにおいては、その割合が47.8%と約半数に上った。
そこで、具体的な悩みについて聞いたところ、トップは「気軽に相談ができない」で81.4%。続いて「認識の相違がある(71.6%)」、「相手の温度感が分からない(65%)」という結果だった。「テキストでのやり取りで時間が掛かる(51.4%)」を選んだ人も過半数いることから、直接会えないことが理由で、やりとりに時間が掛かってしまう人も多いと同レポートでは分析する。

「待ちロス」発生の原因はチャットの返信なし、別件対応中や所在不明など
日頃のコミュニケーションで相談ごとができずに待ち時間が発生し、時間的ロスをした経験がある人の割合は72.8%に上る。この「待ちロス」が発生する状況としては「相手が忙しそうにしている」、「相手が別件対応をしている」、「チャットが返ってこない」などが上位を占める。
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