創造性が埋もれる会議はもう終わり リコーがAIで変える「対話の在り方」とワークショップの未来
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月29日

アクセスランキング
リコー(東京都大田区)は9月26日、価値共創拠点「RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO」(以下、RICOH BIL TOKYO/東京都港区)内に、新たなワークショップルームを開設したと発表した。ワークショップルームは一般開放もされるほか、社内実践を通じて、提供価値の検証を進めていく。
創造性を阻害しているタスクから解放、本質的な課題解決に導くワークショップ
同社は、働く人が単純作業から解放され、人間ならではの創造力を発揮して、達成感や充足感を得られる世界の実現を目指し、DXやAIの活用を推進している。ワークショップルーム開設もその一環で、AI技術を活用し、空間内の発話内容をもとに画面上へ適切な支援情報を自動提示することで、今までにない新しいユーザー体験を提供するという。
ワークショップは以下のような手順で行われる。
(1)課題の洗い出し
- 同スペースに常駐するデザイン思考の専門家(デザインシンカー)や、同社が開発したAIエージェントとの対話を通じて、課題を洗い出す
(2)対話した情報の洗練化と、課題の自動生成
- 会話内容を、ノーコードでAIアプリを開発できるプラットフォーム「Dify」で洗練化。ビジネスモデルキャンバス(ビジネスの構造を可視化したフレームワーク)に自動変換することもできる
- Web上から企業や業界課題、業務課題など必要な情報を自動取得
- 想定される課題を自動生成
(3)課題の可視化と分類
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。