セイコー時間白書2025に見る「働き方」と「人生設計」の変化 50代の不安が浮き彫りに
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月05日

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セイコーグループ(東京都中央区)は6月3日、世代ごとの時間に対する意識や実態をまとめた「セイコー時間白書2025」を発表した。
同社は、6月10日の「時の記念日」に合わせ、人生100年時代の時間感覚を探る調査を2017年から毎年実施している。今年は、国民の5人に1人が後期高齢者(75歳以上)となるとされる「2025年問題」が現実味を帯びる中、「長寿化による人生100年時代における時間の多様性」に焦点を当てて分析している。
老後準備、40代で意識し始め 60代でも「完了」は1割止まり
老後に向けた意識や行動について、4割以上の40歳代が「具体的な行動はしていないが考え始めている」(41.0%)と回答。50歳代では「準備を始めている」が19.5%と2割に迫る一方、「すでに準備を完了している」人は、60代でも1割(10.0%)にとどまっている。
50歳代は、将来を楽観的に感じる人が最も少ない世代であることが、別の質問で明らかになっている。

ライフイベントも『自分軸』で 変化する価値観は全世代に共通
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