職場での父親向け育休研修でパパ育児1時間増、ママの労働時間も拡大 東大などの大規模実験結果
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年06月19日
東京大学・同志社大学・筑波大学の研究グループは6月18日、国内4組織の男性従業員1200人以上を対象に、父親の育休研修に関するランダム化比較試験(RCT)を実施した結果を発表した。
職場で父親が2時間の研修を受けると、週末の育児時間が1日当たり約1時間増加し、研修を受けていない母親の労働時間も週3.6時間増えたことが明らかになった。
職場研修で父親の育児時間増、家庭内の役割分担に変化
男性の育児・家事参画を促す職場介入の効果を大規模実験で検証した同研究は、世界的にもほとんど例がないという。
実験は2023年8月から2024年3月にかけて実施。民間企業2社と地方自治体2団体の計4組織・80の職場をランダムに2群に分け、研修の有無による効果の違いを比較した。
研修プログラムは、東京大学の山口慎太郎教授らの指導の下、NPO法人ファザーリング・ジャパン(東京都千代田区)が開発・実施。男性講師が育児参画とキャリアの両立について講義し、管理職向けには部下の育児休業取得を支援する方法も盛り込んだ。
その結果、職場で2時間の研修を受けた父親の週末育児時間は1日当たり約1時間増加した。5歳以下の子供を持つ家庭では効果がより大きく、1日当たり2.3時間の増加が見られた。父親の育児時間が増えても、母親の育児時間は減らず、家庭全体で子供にかかわる時間が増えたことも確認された。
研修後は育休制度を調べた割合アップ、管理職も同様の傾向
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