生成AI「やってTRY」 アサヒグループ社員100人で活用方法を検討、G7サミットでも議論
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年05月19日

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アサヒグループジャパン(東京都墨田区)は5月16日、生成AIの本格導入を見据えた「ジェネレーティブAI 『やってTRY』プロジェクト」を発足すると発表した。
業務効率化やマーケティングに 生成AIの活用、グループ横断で取り組む
同プロジェクトは、同社Data&Innovation室主導の下、グループ各社から自薦による社員約100人が参加し、生成AI技術の活用について、グループ横断で取り組む。発足は5月下旬予定。
生成AIは、与える命令次第で、生成される情報の真偽・精度などの品質が左右される。同プロジェクトでは、アイデアの整理や、議事録の要約など社内にある大量のデータの情報整理、コンセプト画像の生成、問い合わせに対する回答案の自動作成コンテンツなど、あらゆる視点から業務での活用を想定し、可能性を検証する。
また業務効率化や生産性向上に加え、SNSへ投稿される画像などの非言語情報からも潜在ニーズを掘り起こしできるアプリケーションやアルゴリズムの開発を開始し、今後のマーケティングに生かすとしている。
同プロジェクトは、「グループ横断で取り組む」点に特徴がある。同社は今後、グループ一丸となって生成AIを試行し、生成AIの適応範囲を理解するとともに、正しく活用できる方法の確立を目指す。
官民が相次いで生成AI活用に向けた専門チームを設立
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