「安定した生活を送りたい」新入社員が6割と過去最多 学生時代に世界の激動を見た世代の価値観
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年06月06日

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ALL DIFFERENT(東京都千代田区)とラーニングイノベーション総合研究所(同)は6月5日、企業に4月入社した新入社員の仕事への価値観に関する調査結果を公表した。調査の結果、「安定した生活を送りたい」と回答した新入社員の割合が65.6%と過去最高となったことがわかった。
「安定した生活を送りたい」新入社員が過去最多の割合に
2025年度の新入社員に対し、仕事を通じて何を成し遂げたいか質問したところ、「安定した生活を送りたい」と回答した割合が65.6%と最も高い結果になった。次いで「自分を成長させたい」が50.1%、「家族に恩返しをしたい」が44.9%と続く。
同調査では、2017年度から9年間、各年度の新入社員に質問をした結果を比較した。「安定した生活を送りたい」と回答した新入社員の割合は、2019年度の54.3%を境に年々増加傾向にあり、2025年度は65.6%と過去最高の割合になった。
一方、「自分を成長させたい」と回答した新入社員の割合は、2020年度の64.1%を境に減少傾向にあり、2025年度は過去最低の50.1%となった。

新入社員の考える労働時間は「定時に帰りたい」が最多に
新入社員が考える働き方について、今後3年間の会社での労働時間についての考えを尋ねたところ、「定時に帰りたい」と回答した割合が最も高く、44.6%が回答。「週に2~3回の残業までなら構わない」が38.7%と続いた。
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