アサヒビール、「責任ある飲酒」を推進する新部署を設立 企画・支援本部内に9人体制
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年08月06日
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アサヒビール(東京都墨田区)は8月2日、「責任ある飲酒の推進」に特化したResponsible Drinking部を9月1日付で企画・支援本部内に9人体制で新設すると発表した。
社内に分散していた「責任ある飲酒の推進」に関連した取り組みを専門部署に統合することで、アルコール関連問題に対してよりスピーディーかつ重点的に取り組めるよう社内環境を整え、2025年までに販売量に占めるノンアルコール・低アルコール飲料の販売構成比を20%まで高めたい考えだ。
飲む人も飲まない人もお酒の場を楽しむ「スマートドリンキング宣言」
アサヒビールは2020年、お酒を飲む人・飲まない人、飲める人・飲めない人、飲みたいとき・飲めないとき、あえて飲まないときなど、さまざまな人々の状況や場面で「飲み方」の選択肢を拡大する「スマートドリンキング宣言」を始めた。
スマートドリンキング宣言は、ノンアルコール飲料の開発などに取り組む「多様性のある飲酒文化の創造」と不適切な飲酒の撲滅に努める「責任ある飲酒の推進」を二本柱とする。2022年には東京・渋谷でノンアルコールや低アルコール飲料を提供するバーの運営を開始した。
また、2022年には、筑波大と飲酒に関する共同研究などを進める契約を締結。多量飲酒など不適切な飲酒の社会課題に対する科学的根拠に基づいた研究を進め、「飲酒量が多い人にノンアルコール飲料を提供することで飲酒量が減少する」ことを実証した論文を2023年に発表した。
「アプリ開発」や「セミナー開催」、アサヒビールの適正飲酒促進のための動き
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